縁をみつける

【神奈川県相模原市】モテる先生は園児の変化に気づく!「現場の先生を褒めて」という幼稚園のマネージャー大貫園長

学校法人相模中央学園 中央幼稚園

大貫照親園長

 

理事長・園長 大貫照親

1980年9月29日生。趣味はダイエット、特技はリバウンド。(趣味や特技を聞かれては悩むので、考えておきました(*^-^*))中央幼稚園の卒園児。園児のころはTHE男の子という性格な、“勝ちたがり”だった。人ができることは自分もできないと嫌だし、人も自分もできることは、人よりも上手くなりたいと思っていたという“成長意欲の塊”である。

 

目次

 

いつかのための準備期間をここで
1人で生きてる人はいない
園を野球チームに例えると…
心から応援したいから
先生たち“を”褒めて!
人のために学び続ける人

 

 

いつかのための準備期間をここで

 

子どもたちは成長の過程で、「やりたいこと」「なりたいもの」に出会う。
「その時、目標に向かえるだけの準備ができていればいいなと思う」と語る大貫園長。

 

「やりたいこと」のために頑張れるように、「なりたいもの」を叶えられるように、その目標を達成しようと努力することができるように、準備をすることが幼児期には重要だという。

 

「夢を叶えようと努力するためには、力や能力、心や姿勢ができていなければならない」と、大貫園長は人の成長のエッセンスをこう語る。

 

それは決して、何かに特出することではない。
今は、いつかのための準備期間。
そんな準備期間を過ごすことの良さに、幼稚園の“集団生活”を挙げる。

 

鈴の演奏練習をする園児と指導する先生

 

友達と過ごす中で園児たちは自然と“協力”することや、“応援”されることの喜びを学んでいく。

 

皆でやるから楽しい!
皆でやるから頑張れる!
皆といるから、興味を持って挑戦してみる!

 

剣道に取り組む園児たち

 

そんな経験の中で、皆といたから開花した“意外な才能”にも出会ってほしいと願うのである。

 


1人で生きている人はいない

 

文字を書くことも、早く走ることも、1人でもくもくとトレーニングしていたって、できるようになる。

 

楽器の演奏練習をする園児と先生

 

しかし、相模中央学園では、皆と一緒に取り組むことで、できるまでの過程も楽しんでほしいと考えている。

 

皆で一斉に机に向かい、学習する園児たち

 

その反面、「苦しいことや悲しいことも経験しておかないと、人の痛みは分からないんですよ」という大貫園長。

 

大切な家族や友達が自分のすぐそばで、
ため息をつくとき、
涙をこぼすとき、
一歩踏み出す勇気を探しているとき、
不安を漏らしたとき、
「どんな言葉をかけていいのか分からない」というのは言いようがない悲しさを生みだす原因となる。

 

「子どもたちだって、自分の弱さを人には見せたくないものです」(大貫園長)
先生や友達に泣いているところを見られるのは恥ずかしい。でも、我慢ができず、涙は零れ落ちてしまうかもしれない。恥じらいよりも大きくなってしまった悔しさに、涙が押し出されるかもしれない。

 

大人になると、弱さを見せない利口さも、隠すだけの大きな体も育まれていく。それは強さであり、弱さでもあると思う。

 

弱さを見られてしまう幼児期にかけられる言葉は
いつか、誰かにかけるあたたかな言葉の起源だ。

 

大切な誰かの悔しさや悲しみに気づき、自分に置き換えてみて「どう接してくれたことが嬉しかったのか」と考えるときの財産となるだろう。

 

「誰ともかかわらず、一人で生きていける人なんていない」という大貫園長。
スイッチをつければ、電気がつくことも、蛇口をひねって水が出てくることも誰かのおかげで成り立っていることだ。

 

蛇口をひねって水を出し、手を洗う園児

 

「人に喜んでもらうために、凄いことをしないといけない訳ではない。些細なことでも、『ありがとう』は平等に返ってくるし、人は喜んでくれる」そして、誰かに喜んでもらえたという感覚もまた平等に、自分の存在価値を感じることにつながるのだ。

 

「あ、でも、人のことばかりやっているのもダメですよ?自分のことはした上で!」と、大貫園長はほろ苦い笑みを浮かべる。

 


園を野球チームに例えると…

 

例えば野球では一般的に、チームで一番の打撃力を持つ選手が4番、制球力があり、速い球を投げられる選手がエースである。

 

「何の話?」と思っても言わず、読み進めてみてほしい。

 

園の経営において、「4番でエースみたいな先生(スター選手)を揃えておけば、上手くいくと思っていた時期もあった」と、懐かしむ大貫園長。

 

しかし、そういったスターは周りのサポートがあってこそ輝けることを知った。
サポートをしてくれる誰かがいるから、頑張ることができる。
早朝から作ったお弁当を毎日持たせてくれたお母さん、サポーターや後輩たち、支えてくれる人のために「頑張ろう」と、思えるのである。

 

そして、スターが活躍できるよう、各々の役割を全うするチームメイトの支えも必要だ。塁に出ようと風を切る俊足の1番、バントで仲間を送る2番、スターを控え、チャンスを広げる3番。また、エースの女房役のキャッチャー、エースがピッチングに専念できる盤石の守備陣。

 

幼稚園のマネージャーである大貫園長は「誰かのために頑張ったことは、たとえ失敗しても責められることはない」と豪語する。一方で、「自分のためだけに頑張ることは、自分が諦めたらそれで終わってしまう」という。

 

職員室で団らんする先生たち

 

誰かのために頑張ることは、簡単には諦められないプレッシャーを感じるだろう。だが、失敗を恐れずに挑戦する勇気や、下を向きそうになった時に背中を押してくれる、サポーターたちがついてくる。

 

これは、スター選手だけの話ではない。幼稚園の先生にだっていえることだ。

 

バスで園児と話す先生

 

皆がスターじゃなくていい。
皆が適正に合ったステージや役割を持っている。
その適正とは、時期や環境、その時の仕事内容で変化するものだ。
その時、その場所で、皆がそれぞれの役割を全うすることで輝きだす。
皆が“誰かの”スターであることが重要なのである。

 


心から応援したいから

 

先生たちとの関係性において、大貫園長は「(先生たち自身が)自分で考えることを大切にしている」という。
「自分で考えてやっといて~」と、ほったらかしにしているわけではない。

 

先生という職業では、与えられた作業だけをしていればいいという環境はめったにない。前例のない課題や問題にだってぶつかる。

 

園児に勉強を教える先生

 

そんな時、先生たちは先生たち自身で即時に判断しないといけない

 

だから、大貫園長は聞く。
「先生ならどう考える?」
「先生はどうしたい?」と。

 

「こう考えた!」「こうしたい!」という
先生たちの想いを聞きたいのだ。

 

そして、その想いが「自分が決めたことだから頑張ろう!」と、先生たち自身を鼓舞するような、自分との約束になってほしいと願っている。

 

先生たちに問う理由はもう一つある。
「ちゃんと理解してから応援したいじゃないですか」
そう口にする大貫園長の目はまっすぐ真剣で、先生たちへの真摯な姿勢がうかがえる。

 


先生たち“を”褒めて!

 

園長という立場になってからは“あえて” 保育活動の現場には出ないように心がけているという大貫園長。

 

遊具で遊ぶ園児たち

 

「子どもたちも『園長!園長!』って来ちゃうからね…。ありがたいんですけどね」という大貫園長。園は先生たちと園児が関わる場所だと、考えている。

 

「それにね…」と続ける大貫園長。

 

「私は、自分が褒められるよりも、先生たちが褒められているほうが嬉しいんです
そう話す大貫園長の表情は柔らかく、しかし、どこか自慢げな様子。

 

大縄跳びの練習をする園児と先生

 

そんな園長に聞いてみた。
『大貫園長にとって、良い先生とはどんな先生ですか?』
「子どもたち、1人1人の成長や良いところに気づく先生ですかね。『見てくれてたんだ!』と、嬉しくなりますから

 

シャボン玉で遊ぶ園児と先生

 

「あーでも、恋愛と、一緒なんじゃないですか?」
という先生の横顔には、いたずらな笑顔と若干の照れくささがにじんでいた。

 


人のために学び続ける人

 

先生とは、「人よりも何かを知っている人」ではない。偉いから先生と呼ばれるわけでもない。ましてや、先生と呼ばれて偉そうにしていてはいけない

 

そう語る大貫園長。

 

保護者との関係を、先生は保護者に“伴走する人”と表現する。

 

子育てをサポートすることができるのが先生であり、子育てを応援することができるのもまた、先生である。
しかし結局のところ、サポートや応援をするためには知っておかなければならないことや、スキルが発生する。

 

だから先生は「人のために学び続ける人であり、努力を続けられる人なんです」と、大貫園長は誰よりも“先生”らしく語るのである。

募集要項

園の概要

法人名
学校法人相模中央学園
園名
中央幼稚園
所在地
〒252-0227 神奈川県相模原市中央区光が丘2丁目24-1
連絡先
042-755-0391
園公式ホームページ
https://www.chuou.ed.jp/

採用

採用担当
ほりえ のりこ
リクルートページ
園公式のリクルートページはこちら↓ 
https://www.chuou.ed.jp/recruit/

施設概要

法人名
学校法人相模中央学園
園名
中央幼稚園
代表者名
(ふりがな)
理事長・園長 大貫照親
(おおぬきてるちか)
住所
〒252-0227
神奈川県相模原市中央区光が丘2丁目24-1
電話番号
042-755-0391
園のサイトURL
https://www.chuou.ed.jp/
リクルートページURL
https://www.chuou.ed.jp/recruit/
お問い合わせ先:
学校法人相模中央学園 / 中央幼稚園
TEL : 042-755-0391