縁をみつける

【埼玉県志木市・新座市・朝霞市】幸せを願う中村代表。子どもたちの未来を考え、今に向き合う

株式会社SHUHARI 元気キッズグループ

元気キッズグループ 中村敏也代表

 

元気キッズグループ代表 中村敏也

1977年7月26日生。幼少期は、家の裏手にある近くの保育園に通っていたが、共働きの両親の迎えを待つよりも、「早く帰りたい」という思いが増さり、一人で歩いて帰っていたという。起業家の父と美容師の母を持ち、サラリーマンのいない家庭で育ったからか、この頃から独立精神が強かった。最近の休日はゴルフやフットサル、絵を描いたりして過ごしているそう。しかし1番の趣味といえば読書といい、選ぶ本のジャンルは様々。本人曰く趣味というよりも“活字中毒”なのだとか。

 

 

目次
未来を考えて、今に向き合う
元気キッズ流“主体性保育”
分断のない保育室
主語≠(ノットイコール)私
先生の背中が将来への期待
幸せを願う小学生時代、叶える今

 

 

未来を考えて、今に向き合う

 

「子どもたちが生きる20年後の世界はどうなっているのだろう」と、常に考えている。
僕らが考えるべきは過去ではない。子どもたちが向かっていく未来だ。未来を考えて、今、目の前にいる子どもたちに向き合っている。

 

そう話すのは、埼玉県内で保育所や児童発達支援事業、保育所等訪問支援事業、居宅訪問保育、居宅訪問児童発達支援、相談支援事業、医療的ケア児への保育、病児病後児保育、放課後児童クラブ、計28事業所を構える元気キッズグループの中村代表だ。

 

元気キッズグループでは、それぞれの子どもの“発達”に合わせた保育を提供している。
「発達にかかる時間はみんな違う。中には発達がゆっくりな子もいます。そんな時は、『ゆっくりだよね!そーだよね!いいよいいよ!』で、いいんですよ」(中村代表)

 

園児と向き合う先生の姿

 

さらに、その時期だから大切とされる“子どもとの関わり方”もある。

 

例えば、初めて他人と接する時期となる0歳児。この頃は特に、“愛着”を育むことが重要となるため、「オムツを替える大人が変わってはいけないし、『気持ちいいね~』とプラスの声かけをしなければならない」という。赤ん坊たちは、家族以外の大人を他人と認識しつつも、「この人、いつもオムツ変えてくれるな」と安心感を募らせていく。
この安心感がまさに、他人を受け入れる基礎となる“愛着”なのである。

 

乳児を預かる先生

 

赤ん坊が成長し、子どもと呼ばれるようになったころには、いろいろなことに興味を持ち始める。そんな子どもたちの興味や発達要求を満たすために、元気キッズグループでは環境を整える。

 

中村代表は「子どもたちが今“したいこと”が分かれば、先生たちは動くことができる。それぞれの子どもの時間軸に対して、最適なものを訴求することが僕らの保育です」と、元気キッズグループの保育の本質を説明する。

 


元気キッズ流“主体性保育”

 

“主体性保育”とは?

ChatGPTに100文字程度で説明してもらった。
主体性保育とは、子ども一人ひとりの興味や関心を尊重し、自ら選び、考え、行動できるように支援する保育のあり方です。遊びや生活を通して主体性を育みます。

 

では、元気キッズグループが行う“主体性保育”とは何か。
中村代表によると、子どもたちの“主体性”を尊重するということは、単に、自由を与え、その子のありのままを受け入れるという意味“ではない”という。

 

「主体性を放任と、はき違えてはいけない」と強調する。

 

発表しようと手を上げる園児たち

 

もちろん、子ども一人一人の人間性は尊重するが、子どもは小さな大人ではない。
「子どもは“子ども”という生き物なんです」
「ん-、伝えるのが難しいな」と、笑いながら言う中村代表の表情や声色から、子どもたちへの愛情がにじんでいた。

 

子どもたちにゴールや目標をあたえなければ、それは教育にはならず、成長にはつながらない。どんな教育をしようとしても、“しっちゃか、めっちゃか”になってしまう。

 

中村代表は言う。「保育士は教育者なのである」と。
だからこそ、子どもたちの“主体性”を重んじるのと同時に、ゴールや目標に誘導することが必要なのである。

 

しかしながら、誘導は“指導”とも違う。あくまで、“主体性”がそこになければならないからだ。

 

そんな元気キッズグループの保育施設には、毎月テーマを決めて取り組む“プロジェクト保育”というものがある。ベテラン、若手に関わらず、先生たちがテーマを考えているそう。もちろん、このプロジェクト保育にも、ゴールが設定されている。

 

ある月のテーマは“色”だった。
さて、先生が考えたゴールは何か。
予想しながら、スクロールする指を動かしてほしい。

 

1週目。先生は子どもたちに問いかける。
「色ってなんだろう?」
子どもたちは、「クレヨンのやつ!」などと答える。

 

絵具を使って遊ぶ子どもたち

 

その後も、絵具を使って絵を描いてみたり、街へ出て色を探してみたりする。

 

食べものに関わる“色”の発言があったことを、先生は聞き逃さない。
「みんな給食室の前に貼ってあるもの、思い出せるかな?」
赤や緑の“色”を使って、食べ物に含まれる栄養を表した栄養素表のことだ。

 

“色”に興味を持った子どもたちは、食べ物の栄養について、いつもより真剣に聞くかもしれない。先生の誘導によって、ゴールである“食育”の教育が果たされるのである。

 

中村代表は「大人は子どもを庇護し、導かなければならない。僕たちは全力でそうしている」と、元気キッズ流“主体性保育”の心得を語ってくれた。

 


分断のない保育室

 

「保育と児童発達支援には明確な違いがある。児童発達支援は“受け入れつつ、頑張る場所”だから」という中村代表。

 

元気キッズグループでは、児童発達支援を行う11の事業所を展開している。それらの施設では、発達に課題がある子どもたちが、基礎集団に入るための支援をしている。その目標を達成するために、子どもたちは“頑張らなければならない”のだ。

 

園児と遊ぶ先生

 

しかし、目標達成に導くのは変わらず、“大人”の役目

 

中村代表は「発達に課題を抱えている子は、いつも不安なんですよ」と、諭すように言葉を紡ぐ。発達に課題がある子どもたちは「上手くできない」という経験を、人よりも多くしている。初めてのことには、人一倍ドキドキしてしまう。「また、できなかったらどうしよう」と思うから。

 

だから、元気キッズグループでは短期間に同じ内容の活動をするようにしている。初めての時はドキドキしていた子どもたちも、次は「知っているぞ?」と思って、やってみる。「できた!」が生まれる。

 

また、元気キッズグループの“保育所”でも、発達に課題がある子どもたちを受け入れている。1クラス30人ほど子どもがいる中で、5~6人は発達課題のある子だ。

 

しかし、園を初めて訪れた人にとって、保育室で遊ぶ子どもたちに差異はない。来園者からは「見分けがつかない」とよく言われる。「私はわかりますよ、その子の特徴がね」と笑う中村代表。

 

その環境を作っているのは、先生たちの適切な対応である。

 

例えば、何かに負けると癇癪(かんしゃく)を起してしまう子がいたとする。「僕たちは何で、癇癪を起しているのかということを、一生懸命考えるんです」(中村代表)

 

もしかしたら、その子が“負ける”という経験をしたことがなかったからかもしれない。発達に課題がある子どもは、体の感覚が弱く、感情をコントロールすることが難しい場合がある。そんな時は、ぎゅっと手を強く握って、「悔しいね」と語りかけ、心と体をリンクさせてあげることが必要だ。

 

もしかしたら、ルール遊びの概念を知らず、“負ける”ということがどんなものかを知らないのかもしれない。そんな時は、ちゃんと説明してあげればいい。

 

皆で遊ぶ園児たち=第二朝霞根岸台園

 

同じ教室で、そんなお友達の様子を見ている別の園児たちも、その特徴をだんだんと理解していく。「あ、そろそろ怒りそうだな?」と思うと、少し距離を置いたりする。同じ空間で共存する方法を学んでいくのだ。

 

「その感覚や経験があることで、子どもたちは大人になっても、自分と違う人を分断することはないだろう。『あの時、似ている“友達”がいたな』なんて思うのかな」。子どもたちの未来を想像する中村代表は満面の笑みで、つぶやいた。

 


主語≠(ノットイコール)私

 

中村代表には、保育に携わるうえでのポリシーがある。
「主語は子どもたちであり、保護者であり、地域であるべき。子どもたちのために、先生たちも主語になる」

 

そのポリシーの通り、取材中に中村代表が「私たちは」と話し始めることはなかった。そして、「子どもたちが」と話し始めるときの彼の表情は、にこやかで、楽しそうだった。

 

砂場で遊ぶ園児

 

そんな中村代表は「共生社会を強制しない社会がいい」という。多様性を受け入れる社会であってほしいと願うのだ。

 

現代社会では、人とのつながりを持つことが難しいと思われがちだ。だが、それは違う。人は変わらず町にいるし、イベントやボランティア活動なども盛んに行われている。場所も機会も変わらずある。

 

変わったことは、“つながらなくても良くなった”現代の環境だ。インターネットやSNSが主流の現代人は“つながらない”という選択肢を得たのである。

 

しかし、中村代表は「つながりって、つながるって大事。大事なんですよ」という。家族とだけの太いつながりだけではいけない。細いつながりでも、たくさん作っておくことが大切だ。それが、地域と生きるということにつながる。

 

学童保育の様子

 

そしてその“つながり”は、体が不自由になったとき、心が弱ってしまったとき、「助けて」と言える誰かを増やすことになる。園児たちには、そんな“つながり”の作り方を知ってほしいと、保育の一環として地域住民と関わる機会を設けるようにしているのだとか。

 


先生の背中が将来への期待

 

日本の幸福度は世界的に見て、あまり高くはない。子どもの幸福度を見ると、幼少期が一番高く、成長と共にどんどん下がっている。

 

「将来に不安がある」
そうこぼす子どもや若者が日本にはあふれているのだ。

 

しかし…いや、“だからこそ”「元気キッズグループの先生には楽しそうに仕事をしていてほしい」と願う、中村代表。「身近にいる先生が楽しそうに仕事をしていたら、将来が楽しみになるんじゃないかな?」と笑顔で続ける。

 

中村代表はそんな“先生”の役割を“子どもたちに背中を見せる存在”と表現した。

 

職員会議の様子。会議の前はゲームをしてアイスブレイクすることも

 

しかし、子どもたちの幸福度は先生の力だけで高められるものではない。中村代表曰く、幸福度の低下の要因には、「両親と話す時間が短いこと」も挙げられているという。

 

先生が、園児の親に代わることはできない。だが、保護者との時間を作ることはできる。そう考えた、元気キッズグループの先生たちは、子育てに参加することが難しいお父さんを対象に、イベントを開催することに決めた。

 

土曜日の朝、お父さんと職員が、園に来て子どもたちと遊ぶ。「まずは、遊ぶことの楽しさを、お父さんに思い出してほしい」と考えた。「遊ぶことが楽しい」と思い出すことで、子どもたちも楽しんでいることに気づく。遊び方を知り、子どもと過ごす時間へのハードルが下がるかもしれない。

 

そうすれば、子どもたちと保護者が過ごす時間は長くなり、幸せな子どもが増えていく。これが、子どもたちの幸せを守る元気キッズグループの先生たちの姿で、“将来への期待”を抱かせる背中である。

 


幸せを願う小学生時代、叶える今

 

中村代表は最近、自身が小学1年生だった頃を思い出してみた。

 

美容師として働く母、友人と起業した父、3歳上の兄の4人家族。父は起業したばかりで当時は決して裕福とはいえず、月に一度、家族で食べる国道沿いのラーメンがごちそうだった。

 

夜は2段ベッドの下で眠る中村代表。上の段には兄がいる。布団の中で、母が帰ってきたらしい音を聞く。食事をして、洗濯物を干しているようだ。父も帰ってきた。これは今日も呑んできたな?暗い部屋の布団の中で家族の存在を感じ、じわじわと迫ってくる眠気を受け入れ始める。

 

そんな時に考えていたことは、
「お兄ちゃんが幸せになってほしい」
「お母さんが幸せになってほしい」
「お父さんが幸せになってほしい」

 

当時を振り返る中村代表は、「なんでかは分からないけれど、そういうパーソナリティーだった」と笑顔だった。

 

小学校6年生のころには「福祉で事業をする!」「図書館を建てたい!」などと宣言していたそう。中村代表自身に覚えはないようだが、幼馴染が教えてくれた。

 

中村代表の幼馴染とは、世界的アーティストで、武蔵野美術大学教授の顔も持つ高橋理子さん。元気キッズグループのロゴデザインも担当している。若くして海外進出するなど、先を行ってしまう幼馴染の姿を見て、「かっこいいな、凄いな」と思っていた中村代表。サラリーマンのいない家庭で育ったこともあり、自身が会社に属して働くというイメージがつかなかった。

 

自分探しをしていた学生時代。幼馴染を追うように渡米した際、多くの路上アーティストを見た。中村代表は「この人たちのやっていることは、自己満足にすぎない」と思ってしまったという。「僕は人を幸せにできる仕事がしたい」。こうして、中村代表の核となるような想いは生まれたのである。

 

その後、一度は企業に勤めた中村代表。従兄に子どもが生まれたことで、人生の転換期を迎える。

 

それは待機児童の問題が公に騒がれるようになった頃だった。当然のごとく、子どもの預け先を見つけることができない従兄夫婦。中村代表は「このままだとお兄ちゃん(従兄)が仕事を辞めないといけなくなっちゃう」と直感した。でも、幸せになってほしかった。

 

だから、保育施設を作ったのである。

 

園児に絵本を読む中村代表

 

現在でも、根本にある想いは「幸せになってほしい」。「子どもたちに何か足りない!」「地域に何か足りない!」と思えば、必要な環境を作っていく。中村代表は「だから、事業がどんどん増えていくんですよね」と苦笑い。しかし、その表情はすがすがしくも見えた。

 

2段ベッドの下の段、布団の中で願っているだけだった少年は今、誰かの幸せを叶える教育者となった。

募集要項

園の概要

法人名
株式会社SHUHARI 元気キッズグループ
所在地
埼玉県内の各地(志木市、新座市、朝霞市)
連絡先

048-485-8777

園公式ホームページ
https://genki-kids.net/

採用

採用担当
金子(かねこ)・篠宮(しのみや)
リクルートページ
園公式のリクルートページはこちら↓ 
https://recruit.genki-kids.net/

施設概要

法人名
株式会社SHUHARI 元気キッズグループ
代表者名
(ふりがな)
代表 中村敏也 
(なかむらとしや)
住所
埼玉県内の各地(志木市、新座市、朝霞市)
電話番号

048-485-8777

園のサイトURL
https://genki-kids.net/
リクルートページURL
https://recruit.genki-kids.net/
お問い合わせ先:
株式会社SHUHARI / 元気キッズグループ
TEL : 048-485-8777